中國の名硯タイトル  
硯の話 東京精華硯譜 東京精華眞寶 その他 トップページ  
 
硯の話トップ  <前ページへ  次ページへ>
硯の話タイトル

〈8〉硯美艸堂雑記(けんびそうどうざっき) 7

 圖版Aは水巌坑(老坑)の洞口から百二十六メートルの水巌原石を埋蔵する硯脈です。旧時代の最深部百二十メートルの延長上の硯脈で採掘が行われ、優秀な水巌の原石が採取されたのです。
 文献には水巌坑内部に大西洞、水帰洞等々があり、更に五層の層に各々の特徴について詳しく記しています。従って、大西洞等々に五層の品質を掛け合わせると、水巌の種類は数十通りになると思われます。
 しかし、前号までにご説明したように、水巌坑内には大西洞、水帰洞等は存在せず、又、硯脈の内にも五層の層は全く見当たりません。
 大西洞等々と五層の説は、文章上の机上の論であったことが、水巌坑の調査によって判明した次第です。
 水巌坑の各処の原石を精査した結果、色彩と石文についての違いはありますが、石質は同一種であることも分かってきました。
 圖版@端溪水巌・夏日靉靆硯(かじつあいたいけん)。白色の魚脳凍(ぎょのうとう)は蒼空の上に浮かぶ白雲。さかんに雲が重なる夏の空に見えて、爽快な気分にさせられます。

 
08_1 08_2
圖@ 圖A
 
硯の話トップ  <前ページへ  次ページへ>
硯の資料室
Copyright (C) 2008 IENTAI Co., Ltd. All Rights Reserved.